酒さだけどニキビ治療薬のルリッド飲んでも良い?

酒さだけどニキビ治療薬のルリッド飲んでも良い?

酒さは、30歳代以降の人に多く見られる皮膚の炎症性疾患です。

毛穴周辺が赤く膨れ上がる状態となるので、いわゆる大人ニキビと見た目は非常に類似しています。

しかし、皮脂と細菌との相互作用により発症するニキビとは異なり、酒さの原因は現在でも完全に解明されていません。

このために、改善するためには異なったアプローチが必要となります。

ちなみに、酒さという名称から飲酒との関連性を連想しがちですが、発症との関連性はありません。

ただし、発症後にアルコールを摂取すると、赤みはさらに酷くなります。

なお、酒さの治療は、Macrolide系やtetracycline系抗生物質の内服、metronidazoleの外用などが一定の効果を示します。具体的には、Macrolide系ではClariceやルリッドが有名で、tetracycline系ではAchromycinが広く知られています。

これらによるアプローチの仕組みは、細菌の増殖に関与しているたんぱく質を作る器官の働きを阻害するというもので、ルリッドの場合は特にニキビの原因菌であるアクネ菌にも作用します。

このために、根本的な原因の一方が抑制されることになり、症状が改善するという結果へとつながりますが、ルリッドには免疫力を結果的に向上させる作用があるので、酒さに対しても効果を発揮するケースがあります。

これが、根本的な原因が違うにも関わらず、ニキビ治療薬が用いられる理由です。

ただし、全ての人に効果が認められるというわけではなく、有効性が認められない場合も少なくはありません。

現在では、寄生虫が原因に関与しているという説が提唱されており、これに対するアプローチが有効とも考えられています。

ルリッドなどの抗生物質は寄生虫には有効ではないので、これが効いたり効かなかったりする原因の様だともいわれていますが、いずれにせよ安易な自己判断は解決を遅らせてしまうので、早めに病院での診断を受けるのが適当だと言えますね。

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