酒さはマラセチアが原因?

酒さ

酒さは特に鼻の周囲に発症しやすい皮膚疾患です。

 

刺激を受けたり皮膚が薄くなってしまうことで、奥にある血管が透けて見え、赤く見えてしまうようになります。

 

血管が拡張してしまうことから、余計に赤く見えるのが厄介です。

 

この症状の原因として皮膚炎に関係するマラセチアを疑いたいところですが、マラセチアは脂漏性皮膚炎の原因菌として知られるカビで、酒さとはまず無関係です。

 

マラセチアは皮脂を好んで繁殖する性質を持っています。皮脂の分泌が多い小鼻のわきや、頭皮に繁殖して、痒みや炎症、フケなどの症状を起こします。

 

つまり、マラセチアを殺菌すれば脂漏性皮膚炎の改善には役立ちますが、酒さの改善にはあまり効果的ではない可能性が高くなります。

 

酒さは皮脂腺が過剰に発達しそれに伴い毛細毛血管が増殖するのが原因ですので、皮脂の過剰分泌が関係する脂漏性皮膚炎と症状がよく似ています。

 

専門の皮膚科医であっても、しばしば間違って診断してしまうほどです。

 

疾患の名前からして、飲酒が関係しているイメージが強くありますが、飲酒とは関係ないとされています。お酒をまったく飲まない人でも、この症状を患う例は少なくありません。

 

脂漏性皮膚炎の場合、マラセチアを殺菌したからといって劇的に症状がよくなるというわけではなく、治る人もいれば、ほとんど効果がない人もたくさんいて、とてもしつこい症状として有名です。

 

一方の酒さに関しても、完治が難しい症状です。

 

原因がはっきりとわかっておらず、すぐに完治できる治療薬なども存在しないことから、対症療法で改善を目指すしかありません。

 

治療でも皮脂腺の過剰増殖を減らすために、抗生物質が処方されます。

 

さらに皮脂の過剰分泌を抑えるのに有効な、ビタミンB2やB6が処方されることもよくあります。

 

治療薬による効果が薄ければ、レーザーやフラッシュなどを利用して、赤い色素を除去する方法を試してみてもよいでしょう。

 

ただ、レーザーやフラッシュでの治療は、健康保険が適応されないことと、治療範囲が広いため1回の治療費が10万円前後と高額です。

 

また、回数も1回で改善できるケースはまれで、数回通って改善がみられるケースが多いようです。

 

そうした不安をなくすためにも、事前に無料カウンセリングやメール相談を行ってくれるクリニックを選びましょう。