赤ら顔の改善にエステを考えられる場合もあるかもしれません。
でも、本当にエステでの施術が赤ら顔に良いのでしょうか?
エステで行う赤ら顔ケア
エステで行う赤ら顔ケアは、ピーリングやフォトフェイシャル、マッサージ、エステサロンの化粧品使用のホームケアが主なようですが、同じ赤ら顔でも原因によってエステサロンの施術では、「良くならない」「悪化する」場合もあります。
ピーリング・・・古い皮膚剥がして新しい皮膚に生まれ変わらせる施術。
フォトフェイシャル・・・特殊な光を当てて肌再生(ターンオーバー)を促す施術。
マッサージ・・・血行改善、老廃物を排出する施術。
エステサロン独自の化粧品・・・化粧品販売とホームケアの指導。
ニキビが原因で起こってる赤ら顔は、ピーリングやレーザーで改善のスピードが早まることもあるようですが、こうしたサービスが必ずとも肌に合っているかどうかはわかりません。
専門機関に頼るなら、まずは皮膚科(美容皮膚科)に相談してみてはいかがでしょう。
ただ、皮膚科での赤ら顔の治療は、薬やレーザー治療がメインになります。
それも、確実に赤ら顔が治ると限りませんし、エステと同様お金もかかりますので、薬の使用(特にステロイド)やレーザー治療は慎重に行った方が良いようです。
赤ら顔はホームケアが大切
赤ら顔の原因の多くは、生活習慣の乱れによる早期老化、または、間違ったスキンケアから起こっていることがほとんどです。
生活習慣の乱れは、食生活、運動、ストレスなどが大きくかかわっています。
食事
ビタミンやミネラルを豊富に含んだ野菜や果物を食べていなかったり(食べていても少ない)、ファストフードや店屋物、加工食品を多くとっているなど食事のバランスが取れていない事によって、身体に老廃物がたまり肌にも影響していると言えます。
身体は食べたものでできています。
加工食品、お菓子、ファストフード、店屋物が多い方は、それを控え、意識して野菜や果物、和食(健康食)を摂るよう心掛けましょう。
運動
運動不足は、身体が老化する原因の中でも大きな割合を占めています。
動かさない体は、血液の流れが良くない事から、栄養が行き届かないばかりか、老廃物をため込む体になります。
当然、肌へも栄養が行き届きませんし、ターンオーバーも遅くなりますので肌もどんどん老化しています。
じんわりと汗をかくくらいの運動は1日30分以上すると新しい細胞も生まれやすく若々しくいられますので、ウーキングなどの有酸素運動やリンパの流れをよくするストレッチ運動など、気に留めてやってみるのはいかがでしょう。
そうすると、体中の毛細血管が伸び(増え)肌に栄養が行きどどくようになり、血液の滞りで拡張した血管の血液の流れも良くなり、肌トラブルも軽減し赤ら顔改善に役立ちます。
ストレス
ストレスは、ストレスと感じているだけでも体を酸化させるほど恐ろしい力を持っています。
自分の嫌な事する(しないといけない)、嫌な人とのお付き合いが多い(しないといけない)、生活に苦痛を感じる(金銭的、家族間)など色々なストレスが毎日襲ってきます。
ストレスを発散しよう!などと簡単にいいますが、毎日の生活からストレスを切り離せない人も多くいるかと思います。
ストレスの発散方法は「大声を出す」「人に会わない」「ぐっすり眠る」「出かける」など人それぞれでしょうが、マインドフルネスもおすすです。
マインドフルネスは、心の調和を図れる方法として有名ですが、免疫力まで高めるともいわれストレスを抱えやすいビジネス界や大手企業で実践されている方法の一つです。
マインドフルネスは、瞑想、発声、呼吸法、飲み物、歩行など様々な方法があります。
一番多く取り入れられているのが、瞑想です。
やり方はとても簡単で、床にすわり手を合唱のポーズにして鼻から息を大きく吸い込み(4秒ほど)、7秒かけて全ての息を吐き出すようにゆっくり口から吐き出します。
これを5~10回繰り返すだけです。
イライラしがち、怒りっぽいなど心当たりがあるなら「マインドフルネス やり方」でネットでググれば色々なやり方があるので試してみてはいかがでしょう。
また、明らかな睡眠不足や過労も大きなストレスの原因です。
ゆっくり体を休める事は、細胞の活性化にもつながりますので質の高い睡眠や休息を心掛けることも大切ですね。
スキンケア
スキンケアで赤ら顔になる原因としては、過度な肌への負担となる紫外線の当たり過ぎや間違った洗顔などが上げられます。
紫外線
紫外線は、肌老化を招く一番の原因です。
また、赤ら顔にとって紫外線は脅威でしかありません。
紫外線は肌表面にはシミや乾燥を招くものだけでなく、真皮にまで届き細胞を破壊する威力があるため、肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチン、またそれを生み出す繊維芽細胞にダメージを与え深いシワやたるみまで引き起こします。
「少しくらいならいいか」とおもって、まるでのすっぴんで出かけたりしているなら要注意です。
赤ら顔は、角質層が乱れ外部の刺激が肌に届いている状態です。
日焼け止めの活用や帽子、羽織物、傘、手袋などを活用するのはもちろん、砂金では飲む日焼け止めも様々な種類が販売されていますので、紫外線による肌ダメージを受けないよう工夫しましょう。
洗顔
洗顔は実は洗っているだけでも肌に負担をかけていると言われるほど重要です。
塗れた肌はふやけてもろくなるので、いろいろと注意が必要です。(お風呂につかると肌がふやけて垢が出やすくなるのと同じです)
洗顔には、「洗顔料やクレンジング優しい成分のものを選ぶ」「熱いお湯は使わない」「擦らない」「シャワーを直接かけない」「洗顔後の保湿はしっかりする」など最低でもこれだけのの注意が必要です。
洗顔料は汚れを落とすために油脂や汚れを浮かすために界面活性剤が使われていますが、洗浄力が強いものは肌に必要な成分(保湿成分やバリア成分)までも溶かし洗い流してしまいます。
洗顔料なら、できれば肌に優しいコールドプロセスの石けんを、クレンジングはクレンジングオイルよりジェルやクリーム、乳液タイプを使用するようにしましょう。
肌の負担を少なくするために石けんで落とせるファンデーションに変えると言う方法もあります。
洗い方は、メイクをしていない場合は予洗をしっかり行い、洗顔料を良く泡立てて肌に直接手が触れないように洗います。
メイクをしている時はメイクをしっかり落としてから上記の手順で洗います。(ダブル洗顔が必要ないものは除いて)
流すときは、ぬるま湯がベスト、熱いお湯は肌に必要な成分まで溶かし出すと言われていますので30℃~35℃くらいのお湯で、優しく浸すように、最低でも10回以上は洗面器のお湯を変え手で丁寧に洗い流しましょう。
シャワーを直接顔にかけると、しゃわーの勢いで肌にダメージをあたえます。
面倒でも、洗面器にお湯を用意して手ですくって丁寧に洗う習慣を付けると良いですね。
また、1日に何度も洗顔料を使って洗っているなら、洗いすぎです。
夜だけか夜と朝の2回だけにして、洗いすぎないようにすることも肌を守る方法になります。
※肌を削るピーリングやゴマージュも角質にダメージを与える原因になっているかもしれませんので、しばらくやめてみてください。
保湿
肌を守っている肌バリアと言われる成分は、肌表面の角質と言う部分にあるセラミドと言う成分が大半を担っています。
角質細胞と角質細胞の隙間を埋め外部の刺激が侵入しないようにする働きと、肌内部の水分を蒸発させないようにしてくれています。
セラミドは、加齢なども自然に減りますが、さらに先ほど説明したように間違った洗顔方法などでもかなり減少してしまいます。
赤ら顔は、特にこの肌バリアでもあるセラミドが減少していると言われ、保湿には他の保湿成分を補う事よりセラミドを補うことが最も肝心だと言われています。
セラミドを補うには、セラミド化粧品を使用すると補えますが、赤ら顔は肌が弱っているため、添加物が少ない(できれば無添加)に注意して選ぶ事やセラミドでも人型のセラミドでかつ種類が多く配合されているセラミド化粧品が良いです。
また、性質上油分が多く肌の上に残りやすいクリームより、浸透性の高い化粧水が良いと言われています。
こうした事を踏まえ、保湿剤を選ぶと良いですね。
保湿剤は、洗顔後肌が乾かないうちに塗るのが良いので、洗顔後は湿っているうちに保湿剤を付けるよう習慣にしましょう。
赤ら顔改善にエステよりホームケアを見直してみよう
赤ら顔改善に良いエステもあるかもしれませんが、しっかり情報を仕入れてから検討する方が良いです。
どうしても心配なら専門家である皮膚科医や美容皮膚科に相談するのも一つの手ですが、正直塗り薬程度では顔の赤みは治りません。
それは、顔の赤みは、肌の炎症や拡張した血管が原因になっている事がほとんどですので、肌の炎症や拡張した血管を鎮めることが肝心になります。
炎症や拡張した血管を沈めるには、時間はかかっても根気よくホームケアを続ける事が近道かもしれません。
食生活や生活習慣、スキンケアを見直してみてくださいね。




